ご挨拶

公益財団法人認定のあいさつ

 この度当公社は、高知県知事から公益財団法人の認定を受け、平成24年10月1日から「公益財団法人四万十公社」として事業を展開することになりました。

 平成5年に「松葉川温泉」の運営組織として旧窪川町が100%の出損金(基本財産1千万円、運用財産2千万円)をもって設立した旧財団法人窪川町地域振興公社は、平成7年には、四万十会館や緑林公園の管理運営の役割も加わり、役場が担う公共サービスを補完しつつ、企業としての弾力的、効率的な事業活動を行ってきました。その後平成18年3月20日の町村合併により法人名称を「財団法人四万十町地域振興公社」と改め、新町の中核的な文化施設として一層町民の期待を高めたところです。

 平成20年12月1日には、当公社の設置根拠法である一般社団法人及び一般財団法人に関する法律が施行され、平成25年12月までには、一般財団法人か公益財団法人か若しくはその他の株式会社に移行する手続が必要となりました。

 この移行期間において公社理事会は、移行前の組織体制の確立として平成20年度に「事務局体制を含めた組織運営の主体を役場から公社に移管し、公社としての自律性を高める」組織方針を定め、役場側の理事の数を段階的に減ずるとともに、過渡期的措置として評議員会制度を設けました。

 ここ3年間、公社の事業内容も大きく変化しました。

 平成21年度には、松葉川温泉部門を(株)あぐり窪川へ移管し、新たにケーブルネットワーク部門の運営、議会会議録作成を行うテレワーク事業受託などの公共セクター部門、学校給食センターの調理を担う特定労働者派遣事業部門などこれまでの窪川四万十会館・四万十緑林公園の運営に加え大きく業務が拡大されたところです。

 第18期平成22年度第2回評議員会並びに第4回理事会において「平成24年4月に公益財団法人への移行ができるよう認定手続を進める」組織決定し、それ以降行政庁である高知県(市町村振興課所管)と評議員選考委員会の設置、定款素案などについて協議を重ね、平成24年2月には電子申請を行い、高市振第736号(平成24年9月26日付)により今回の移行認定を受けたところです。

 今後ともより一層みなさまのご期待に沿えるよう、公益財団法人としての使命を自覚し、役職員一同全力を挙げて地域情報化の推進と文化芸術の振興に努める所存でございます。

 引き続き、みなさまのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成24年10月1日
公益財団法人四万十公社
理事長 中平 義幸